2005年4月12日火曜日

世界で最も影響力のある100人 再び

〔ちょっとお耳に〕〔えいが〕

さて、さっそく買ってきました『TIME』最新号。
渋谷のブック・ファーストにて840円也。
我ながら感心する早さ。

で、章子怡ちゃんに関してですが、あー、なにぶん英語なので・・・・。
とりあえず、見出しは、

China's Gift to Hollywood

でおました。
後ほどじっくり読んでみます。

以下は、最近観た映画のメモ。

『無法松の一生』
1943年、大映京都。稲垣浩監督。阪東妻三郎、月形龍之介、園井恵子主演。

稲垣監督が亡くなったときの追悼企画ではじめて観たさい、あまりの感動に一晩中涙が止まらなかった映画。
今でも、わたくしにとっての無法松は阪妻ただ一人です。
そして今回もやっぱり、涙、涙でした。
(於:フィルムセンター)

『狼火は上海に揚る(春江遺恨)』
1944年、大映・華影。稲垣浩、岳楓監督。阪東妻三郎、月形龍之介、梅憙、李麗華、王丹鳳主演。

大映と中華電影による合作映画。
いわゆる国策映画ではありますが、「日本人によって覚醒する中国人」というモチーフは、古くは『国性爺合戦』で近松も用いている手法ですし(和藤内はハーフですが、劇中においては自分に流れる日本人の血を殊更に強調しています)、中華電影側が原案を出したということもあって、あからさまに国策臭を出すことは避けているような気もします。
ただ、李麗華(かつて長崎にいたという設定)がいきなり日本語をしゃべりだすと、その場に居合わせた阪妻以下日本人武士たちが「日本語がわかるのですか」とびっくりし、その後の会話は(ほとんどが)日本語でスムーズに進むという展開は、戦後の『香港の夜』や『香港の星』でも踏襲されており(英語も加わりますが)、「なんだ、皆同じじゃん」と思いましたです。
李麗華と王丹鳳が初々しい。
阪妻が王丹鳳から端渓の硯を買い、言い値よりもはるかに高額の金を払ったので、恐縮した王丹鳳が返金しようとする、そのときに阪妻が言う台詞が「馬馬虎虎」。
「いいかげん」とか「ぞんざい」とかいう意味ですけど、ここでは(日本語なら)「まあまあ、いいからいいから。気にしない気にしない」ぐらいの意味で使っていたのでしょうか。
(於:フィルムセンター)

『結婚のすべて』
1958年、東宝。岡本喜八監督。雪村いづみ、上原謙、新珠三千代主演。

岡本喜八監督のデビュー作。
3人娘の中では一番可愛かったし顔も小さかった雪村いづみが、少々うるさいぐらいしゃべりまくります。
冒頭のキスシーンからゲイボーイのおしゃべりで掴みはOK!、その後もテンポよく進みます。
シーンとシーンのユニークな繋ぎによるスピーディーな展開も、すでに健在でした。
当時は進んでいたのかもしれない雪村いづみや三橋達也たちが今では古びて見え、新珠三千代夫婦が却って新鮮に見えます。
団令子のズベ公役は、取り立ててどうということもなく。
佐藤允がガールフレンドと殴りあった後に熱い接吻、という流れは、たしか『パリの恋人』(1957年)でもあったような・・・・。
(於:日本映画専門チャンネル)

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