2005年6月22日水曜日

モーガン警部と謎の男

〔えいが〕

1961年、ニュー東映東京。関川秀雄監督。ジョン・ブロンフィルド、鶴田浩二、久保菜穂子主演。

当時大人気だったテレビシリーズ『モーガン警部』のジョン・ブロンフィルド(モーガン)&ジェームズ・グリフィス(トム)を招いて製作した作品
ビデオ録画に失敗した上に鑑賞後既に1ヶ月以上が経過したため、かなーり記憶があいまいになっております。
ま、メモ程度に。

「アメリカ(アリゾナ州ツーソン)~香港~東京」と、アジア太平洋を股にかけつつ事件解明に励むモーガン警部(ジョン・ブロンフィルド)とアジアの風来坊である謎の男・風早(鶴田浩二)が、反目し合いながらもやがて一致団結して麻薬密輸団を撲滅するという、一見するとスケールの大きな作品ですが、アメリカから俳優を呼んだ時点で予算が尽きてしまったのか、すべて日本国内で撮影を行っているため、「アリゾナ州ツーソンの砂漠」と「日本の麻薬密輸団のアジトがある野っ原」に生えている植物が同じという、とほほな結果に終わっております(ロケ地は埼玉県朝霞市らしいです)。
香港の街並は、けっこうがんばってオープンセットを作っていたものの、これもそれほど大掛かりなものではなかったと見え、「香港の街で捜査するモーガン警部」はいつも同じ店の前に立っているという、これまたとほほな結果でありました。

また、鶴田浩二の風早は、本来ならば日活無国籍アクション的なノリで演じるべき役柄だと思うのですが、既にして任侠臭プンプンの浪花節全開キャラで、モーガン警部とは水と油でした(モーガン警部だって、アメリカのど田舎の今様保安官なんだけどさ)。
ミスマッチの妙と言えば、言えなくもないのですけれど。
それに、鶴田さんって基本的に「俺が主役だ」な人みたいですから、もう1人主役を作ると変に張り合ってしまうのか、ほとんど協調性ゼロになっていました。
風早と久保菜穂子演じる香港娘・周麗華の恋も、仁侠映画のそれに近い印象。

そうそう、周麗華って、なんだか李麗華みたいな名前ね。
日本映画に出てくる中国人女性って、たいてい李麗華か李香蘭に似た名前になるようです。
志穂美えっちゃんの李紅竜(女必殺拳シリーズ)も、「りこうりゅう」だから李香蘭(りこうらん)系ですよね、結局(お姉さんの名前は白蘭)。

促成栽培で拵えた、まさに「国際級珍作」でおました。

(於:東映チャンネル)

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