2014年6月21日土曜日

『マダム・イン・ニューヨーク』はむしろ殿方にこそ観て頂きたい映画です

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@相変わらず生活に追われておりますです。

さて。

いよいよ来週土曜日(28日)に公開(シネスイッチ銀座。以後、全国順次公開予定)が迫ったインド映画『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』。

この映画、既にあちこちで取り上げられておりますし(これとか、これとか)、今更わたくしなどの出る幕でもないとは思うのですけれど、ちょっと一言だけ。

お料理上手でよき妻・よき母でありながら、英語ができない!(悪かったなー。オレもだよ)ということで夫や娘からつい軽んじられてしまうインドの主婦・シャシ(日本でなら英語なんかできなくても立派に「カリスマ主婦」になれそうなもんですが。その辺が日本とインドの言語状況の大きく違うところ)が、姪の結婚式のために渡ったニューヨークで一念発起してこっそり英語を学習、仲間との出会い等を通じて自信と輝きを取り戻していく、という設定には、おそらく多くの女性が共感し、涙する(特に終盤のシャシのスピーチは、涙なくしては観られません)ことと思いますが……わたくし、この映画のシャシのご主人を観ていて、「あー、うちの父親世代の殿方にクリソツだわ」としみじみ感じたものでございます。
最近のお若い殿方もこんな感じなのかどうかは不肖せんきち、残念ながら(?)あまりよく存じ上げないのですが、日本の男性とのあまりの共通点の多さに、「んー、これはむしろ殿方にこそ観て頂きたい映画だわ」と思った次第です。
そんなわけで、お忙しい殿方の皆様も、ご夫婦で、あるいは恋人と、はたまたお一人でも、ぜひぜひ映画館に足をお運び頂きたく存じます。

で。

ついでにもう一言書かせて頂くと、この映画、思春期の娘さんの微妙な心理がなかなかよく描けているなあと思いました。
特に、娘さんの先生との面談に臨んだシャシが初対面の先生に向かってジョークを飛ばしてたちまち打ち解けるものの、それを見ていた娘さんはそんな母親の姿を恥ずかしく思う件、あそこは「ああ、あたしもそうだったわ」と、何事にもあけっぴろげで陽気な下町気質の母親に困惑していた思春期の頃の自分を思い出しましたです。

 なにはともあれ、来週末は銀ブラ(死語)ついでにシネスイッチ銀座へどうぞ。

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