2014年11月15日土曜日

セックスドキュメント エロスの女王

〔えいが〕

昔の新聞広告風に
加工してみますたw

1973年、東映京都。中島貞夫監督。 ナレーション:金子信雄。

どうも。
トド@暇人なのに忙しいです。

東映セックスドキュメント第4作。
ただいま新文芸坐で開催中の中島貞夫監督特集にて、ピッカピカのニュープリントでの上映が実現いたしました。
ちょうど10年前、同じ新文芸坐で開催された中島監督特集にてセックスドキュメントの1作目『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』が上映され、にわかに再評価の機運が高まった東映セックスドキュメントシリーズ(その折のヘタレ感想文はこちら)。
その後、 『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』と2作目の『驚異のドキュメント 日本浴場物語』(どこがドキュメントなんだかw)、3作目の『セックスドキュメント 性倒錯の世界』は、なんとDVD化までされちゃいました。

で、こちらは『性倒錯の世界』に続く第4作目なのですが、取り上げられている内容はおおよそ下記の通りです。
セックスショー(稲倉清純)
残酷ショー(ローズ秋山夫妻)
DX東寺のレズビアンショー(舞台上で絡み合うカップルの他、客席上に据えられたガラス張りのゴンドラの中で絡むカップルという空飛ぶレズビアン!も登場。他にも観音様御開帳に群がる男どもの映像のバックに「365歩のマーチ」が流れるというナイスな件あり)
ゲイバーのショー
ヌードモデル新春撮影会(火石利男)
若者たちの乱交パーティー
本作について、『遊撃の美学 映画監督中島貞夫』の中で監督ご自身が「もう出し殻ですよ」と語っておられる通り(?)、最終盤の「若者たちの乱交パーティー」(隠し撮り風w)は、出し殻感たっぷり(?)のだらだら映像でしたが、セックスショーと残酷ショー、そしてヌードモデルの件は、なかなかどうして、見ごたえがありましたです。
特に、せんきちの中学時代の愛読書である『珍奇絶倫 小沢大写真館』にも取り上げられていたローズ秋山夫妻の動く姿には、感激いたしました。
夫妻が「先生」と慕う辻村隆が登場して、指導を仰ぐ件では、次々と縛りのアイデアを出す辻村の楽しそうな姿が印象的でした。
でも、どちらかといえば、ステージ上での夫妻よりも、夕餉のおかずの買出しをする姿や、洗濯物を干す姿、子供と遊園地で遊ぶ姿等、平凡な日常を切り取った映像のほうに心惹かれましたです。
それにしても、あの2人、もともとは若柳流の舞踊家だったんですね。
踊りの素養が、緊縛や鞭や蝋燭といった責めの動きにも活かされているのでしょうか。

ちなみに、こちらのサイトにあった貞操帯や大人のおもちゃを作る28歳の美女は、なぜか出てきませんでした。
ざんねん。

ボツになったの?

この方も28歳の美女(おいおい)。

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